沖縄ローカルテレビ情報Blog

新しい救急車の導入によって使われなくなった那覇市消防本部の救急車が、フィリピンに贈られることになったそうです。現地の州知事も出席して、今日、那覇市役所で贈呈式が行われたようです。

フィリピンに贈られるのは、那覇市消防本部で平成8年から活躍してきた救急車1台です。那覇市では今年2月に新しい救急車が配備されたのに伴って、古い救急車の有効利用を検討してきましたが、フィリピンの首都マニラから北に95キロのヌエバエシハ州で救急車が足りないことを聞き、贈ることになったそうです。

トーマス・ホソン州知事へのインタビュー

「とても満足している。州には10の病院がありますが、それぞれ1台ずつしか救急車がありません。少なくとも救急用でもう一台必要。この救急車で体制を整えることができる。」

那覇市ではこれからも要望があれば、古くなった救急車や消防車などを無償で提供するそうです。

またヌエバイシハ州の救急車は灰色の車体に白い線が入っているそうですが、州では那覇市への感謝の気持ちを込めて、今回贈られた救急車はそのままの状態で使われるそうです。

フィリピンでは救急医療体制はまだ十分に整備されていなくて、今回那覇市から贈られた救急車は、ヌエバイシハ州だけでなく隣の州などの要請にも応えるほか、95キロ離れたマニラ市内の大きな病院へ患者を搬送するのにも使われるそうです。

フィリピンの街中を、「那覇市消防本部」という文字が入った日本の救急車が走ることになるんですね。これから、たくさんの人の命を救っていってほしいと思います！

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